九州豪雨激甚災害指定へ
今月3日の降り始めから8日午後4時までの雨量
一番多い所で「御嶽山870.5mm」
その他の場所で470mm前後
何百mmって言われても普通の人間はピンとこないので参考を用意
天気予報の降水量
- 降水量1mmの場合
- 傘はなくても我慢できる。
- 外で運動するスポーツはそんなに気にならない。
- 雨つぶは肌に感じる。
- 地面は少し濡れる。
- 傘を持っていたら使う。
- 降水量2mmの場合
- みんなが想像する一般的な雨。
- 近くに買い物に行く時でも傘が必要。
- 外出中に傘がなければ傘を買う。
- 野外活動は中止になる事が多い。
- 降水量10mm~20mm未満の場合
- ザーザーという言葉を使う。
- 地面からの跳ね返りで足元が濡れる。
- 雨の音で言葉がかなり聞き取りにくい。
- 降水量20mm~30mm未満の場合
- このあたりから傘をさしていても濡れるレベル。
- どしゃぶりと使うぐらいの雨量。
- 滅多に降らないぐらいの雨量。
- 野外活動は完全に中止。
- 交通機関がマヒする可能性がある。
- 降水量30mm~50mm未満の場合
- 寝ている人でも雨の音で起きるレベル。
- 道路の排水が追い付かなくなり川みたいになる可能性大。
- 車の運転は非常に危険。
- 降水量50mm~80mm未満の場合
- 滝のような雨
- 傘はまったく役に立たず逆に危険。
- 車の運転は危険、乗っても視界不良で運転不可。
- 低地なら完全に道路が川になり非常に危険。
(※参考目安は1時間でコップ一杯の中に何ミリ溜まるかが目安)
少し雨が降っただけで山からの流れてくる水の量は凄いですよね。
いつもの排水路が結構水嵩(みずかさ)が増している。それが5日間で870mm
とても想像できるレベルの範囲ではない。
激甚災害とは?
この度「九州豪雨」が激甚災害に指定へとなりました。
激甚災害とは地震や台風などによる著しい災害の場合、国からの援助、助成、財政援助などの「特に必要とするもの」
激甚災害法に基づいて全国規模での災害そのものを指定する事。
簡単にいうとこんな感じ。要は「国が危険度の共通認識をさせるために」って事、それと「災害補助」の二つがメイン。
震災に備えて
当たり前のようにいつもの雨が降り、早く雨がやまないかなーなんて思いつつ
「いつもの日常を過ごす」
当たり前のようにご飯を作り、食べ、寝るまでに過ごす自由な時間。
そんな当たり前の日常の中に忍び寄る恐怖。
気づいた時には道路は洪水状態、どこに逃げたらいいか、そもそも逃げれる時間なんてない。
早め早めに対策を、なんて言うけれどいざ自分がその被害にいつか会うと分かっていても早めに行動する!なんて出来るはずない。
安全から危険への信号に切り替わった時「初めて逃げる準備をするだろう」
その時に備えて保存用の水や乾パンなどの緊急避難セットの準備をしておこう。
なんて気軽にみんな言うんだけど、今の世の中「普通の日常生活ですらしんどい」のに
起こるか分からない災害への準備の為に定期的にお金を使いましょう!なんて口が裂けても気軽に言えないのもまた事実。
「その月のちょっとした贅沢をやめればそんな高いものじゃないから買えるよね?それは甘え!!」
そんな言葉が聞こえてきそうだが、そのほんの些細な贅沢のために一生懸命働いてるわけで。それ以外の余裕なんてない。
早めに逃げて、準備も怠らない、日々の生活に追われていない心に余裕のある人間がいったい日本にどれだけいるのだろうか。
被害にあってない方は、自分はどうなのか、いざと言う時の想定はしているか?お金の都合など様々な危険回避行動を今のうちに考えてみるべきだと思う。
そもそもの話。
どれだけ準備しても自然相手には何一つ敵わない。
凄く失礼な話だけど、今回被災に会われた方でも、生き残っているのは運の要素はとても大きい。たまたまそこにいたから、たまたまこれを持っていたから。
自然とはそれだけ脅威であり恐怖の対象にもなりえる事を常日頃から忘れないでほしい。
まとめ
自然を相手にするという事はどうにもならない恐怖が付きまといます。
僕は海の上で仕事をしていますのでとてもよくわかります、どんなに恐怖しても、
どんなに危ない事が起こっても自然は待ってはくれません。
日頃から想定しろってのも無茶な話です。ですが自分のお金の都合も考えてですが出来る限りの防災グッズ、すぐに逃げ出せる用のバックパックなどは揃えておいた方が無難ではあります。
お金が厳しい方は、そうなった時に逃げだせるルート、避難場所、最低限の荷物などだけでもしっかりと準備しておきましょう。
今回の震災で命を落とされた方々、心からご冥福をお祈りします。